出産のお祝いとお返し

生後30日までにするお祝い

お七夜・命名式

昔で言う7日間無事生きられた子供が「神の子」から「人間の子」に変わるお祝い。祝い膳を囲んで生まれた赤ちゃんに命名します。お祝いの日程としては生後14日までですが、お母さんの体調を見ながらしましょう。この時期は母子が退院する時期なので退院祝いと一緒にすることも多いようです。命名式は専用の用紙または半紙に名前を書いて、赤ちゃんの枕元に飾ります。

 

内祝い

生後30日後あたりに、お祝いをいただいた人や、お世話になった人に贈り物をするお祝いです。お祝い品の金額の目安はいただいたお祝いの3割から5割程度の金額が相場です。品物には水引ののし紙をかけ、子供の名前を記し、子供の名前を披露しましょう。

生後30日から100日までにするお祝い

お宮参り

昔はその土地の氏神様に赤ちゃんを氏子として認めてもらうための行事でした。今では赤ちゃんの無事と成長と健康のためのお祝いとして行われています。このお祝いは生後30日から100日ぐらいに行うのが一般的です。祈祷をしてもらう時は大安、友引などの日程を選びましょう。神社に奉納する金銭は玉串料、初穂料と上書きしたお祝い袋に入れましょう。5000円〜10000円が相場です。

 

お食い初め

生後100日目に赤ちゃんが一生食べものに困らないことと、長寿と健康な歯ができることを祈り、身内で祝い膳を囲むお祝いです。おかしら付の鯛、ご飯、汁物、梅干などを用意します。梅干には、しわがたくさんできるほど長生きして欲しいという願いがこめられているようです。また頑丈な歯を願って小石をお膳に置きます。近親の長寿者または両親が養い親となって赤ちゃんに食べさせるまねをします。

お祝いを行う日が決まっているのも

初節句

赤ちゃんが生まれてから初めて迎える節句を初節句といいます。男の子の場合は5月5日で、端午の節句に厄よけと健康祈願のお祝いをして、鎧または健康祈願、鯉のぼりを飾って赤ちゃんが災厄にあわないように願います。女の子の場合は3月3日の桃の節句に厄よけと健康祈願をするために雛人形を飾ります。これは災厄を代わりに引き受ける守り神の意味です。生後2〜3ヶ月の早い時期に初節句を迎えた場合は来年にまわす場合が多いようです。五月人形は節句の10日〜20日前に出します。雛人形は節句が終わった後出しっぱなしにしておくと婚期が遅れるといわれていますのですぐに片付けるようにしましょう。

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